MacOS と Windows に対応する無料のオープンソース型 WordPress ローカル開発ツール「WordPress Studio」が、ついに WordPress.com とシームレスに連携できるようになりました。

今回新たに追加された「WordPress Studio 同期 (Studio Sync)」機能を使えば、WordPress Studio で以下のようなことが手軽に行えるようになります:

  • WordPress Studio ローカルサイトと WordPress.com サイトの同期がスムーズに。サイト開発も公開もさらに簡単になります
  • WordPress.com のホスティングプランに加入すれば、ローカル環境で構築したサイトをわずか数クリックで公開できます

WordPress Studio 同期により、ローカル開発環境を本番環境にデプロイする作業がこれまで以上にスピーディーになります。

ローカル環境と本番環境との同期がこれまでになく簡単に

Studio 同期を使えば、WordPres sのローカルサイトを WordPress.com の高性能なホスティングを利用して簡単に公開できます。新機能でできることは以下の通り:

  • プッシュとプル:WordPress Studio ローカルサイトと WordPress.com サイトを接続しておくと、デモサイトの変更を反映したり、本番環境への切り替えをクリックひとつで行えます。
  • フレキシブルな同期:1つの WordPress.com サイトに対して、複数の WordPress Studio サイトを接続可能。プロジェクトごとに異なる開発環境を活用できます。
  • チームでの開発に最適:WordPress Studio で構築した複数のサイトを WordPress.com サイトに接続することもできるため、チーム開発が捗ります。
  • ステージングサイトとの同期:開発ワークフローの一環としてステージングサイトを使用している場合でも、今後は WordPress Studio ローカルサイトから WordPress.com のステージングサイトへ簡単にプッシュできるようになります。
  • 面倒な手作業は不要:データベースのダンプや SFTP でのファイル転送など、これまで手間だった作業はすべて不要に。クリックひとつで自動的に同期できます。

WordPress.com サイトを接続

WordPress.com でビジネスプラン以上のホスティングプランに加入し、利用中のサイトのいずれかを接続します。WordPress Studio の検索機能を使ってサイトを見つけ、ステージング環境が利用可能かどうかをすぐに確認することもできます。

Studioアプリの「WordPress.comサイトを接続」モーダル

Push(プッシュ)と Pull(プル)

WordPress.com サイトの変更を WordPress Studio ローカルサイトに同期させたいなら、ステージング環境に取り込める「プル」を、WordPress Studio ローカルサイトの変更を WordPress.com サイトに公開したい時は「プッシュ」をクリックします。

Studioアプリで1つのサイトが接続されている同期タブ

WordPress.comで WordPress Studio サイトを公開

作成したサイトを公開する準備はOKですか?

すべてが整ったら、あとは同期タブから「接続」をクリックするだけ。画面で表示されるWordPress.com のホスティングプランを選択すれば、数クリックでサイトを公開できます。

Studioアプリ内の「新しいWordPress.comサイトを作成」というリンクを指す青い矢印

WordPress Studio 同期をさっそく使ってみましょう!

Studio 同期の使い方はとても簡単。以下のステップですぐに始められます:

  1. Windows または Mac に無償の WordPress Studio をインストールする。
  2. WordPress.com アカウントでログインする。
  3. 新しい WordPress Studio サイトを作成する。
  4. 同期」をクリック。
  5. サイトを接続する。
  6. ステージングから本番環境に「プッシュ」、または本番環境からステージングに「プル」する。

ぜひご意見をお聞かせください

新機能であるWordPress Studio 同期がローカル開発にどのように役立ちそうか、ぜひ教えてください。

WordPress Studio はオープンソースの無料ツールです。GitHub にて、皆様からのご意見やバグ報告などのフィードバックをお待ちしております。
さらに詳しい使い方は ドキュメント をご覧ください。