先日、僕は自分のブログで 「マイクロブログ」と「メガブログ」について触れ、「マイクロブログを含む新しい種類のソーシャルメディアは、通常のブログと補完的な関係にある」という考えを読者の皆さんと共有しました。Twitter が使われ始めるようになって以来 WordPress.com も引き続いて成長を続けており、今後もこれは継続するものと考えています。

もちろん、今 Twitter に関して一番すごいのは、クライアントアプリです。特に、iPhone をはじめとするモバイルアプリは非常に充実しています。僕自身も、iPhone 上で Tweetie 2 を毎日のように使っています。Tweetie のようなアプリで WordPress.com のブログに登録したり、他の人のブログを読んだりできたらいいですよね。そこで、ちょっと早めのクリスマスプレゼントです。

WordPress.com ブログで、Twitter API を使った読み書きが可能になりました。カスタム API の URL を設定できるアプリなら、どれでも使うことができます。このプロジェクトはケベックでの合宿で始まり、チーム55(アンディテリーラファエル)によって開発が行われました。

この紹介例では Tweetie 2 を例として使います。まず Tweetie 2 を立ち上げ、”Accounts” ボタンをクリックします。それから “+” ボタンをクリックし、WordPress.com アカウントを追加しましょう。WordPress.com のユーザー名とパスワードを記入し、パスワード欄の下にある歯車のアイコンをクリックします。

API Root の欄には https://twitter-api.wordpress.com/ と入れ、”Add Account” ボタンをクリックしてください(Search API は、今のところまだありません)。アカウントを保存し、情報の認証が済んだら投稿を開始できます(Twitter API 用の WordPress.com プロフィールの設定方法について詳しくはサポートドキュメンテーションに書かれています)。

購読中の WordPress.com ブログを Tweetie 2 で読むと、このようになります。

更新を書いて WordPress.com ブログに投稿し、さらに購読ビューにも表示させることができます。

投稿でジオタグ [ja] を有効化している場合は、位置情報データも公開されます。プロフィールページで、投稿先のブログを設定できます。

Flickr 創設者の一人であるカテリーナ・フェイクは、「API は Biz Dev 2.0 そのもの(訳注: biz dev とはビジネス開発のこと) 」と言っていましたが、WordPress.com を Tweetie 2 とつなげることで、それが証明できると思います。ローレン・ブリッター氏が Tweetie 2 にカスタム API 対応を含めていたため、彼と話し合う必要はありませんでした。ローレン、ありがとう!(ところで、僕の好きなデスクトップ Twitter クライアントの、TweetDeckSeesmic もカスタム API に対応すればいいなと思います)

まだちょっと荒削りなところもあることにはあるのですが、基本となる投稿や購読の部分の API はしっかり完成しており、残りは今後追加していく予定です。Twitter API は、多くのアプリが今後対応していくべきデファクトスタンダードのひとつだと考えています(Amazon S3 API も同様です。クラウドストレージ提供業者はどうしてすべて対応していないのでしょう?)。僕たちが作ったこの機能を利用してより多くの読者やコミュニティに利益をもたらすことができるように、WordPress MU プラグインとしてオープンソース化していくつもりです。

この記事は Matt が WordPress.com 英語版ブログに投稿した「Post and Read via Twitter API」の訳です。リンク先は [ja] と書かれたものを除きすべて英語です。

翻訳: マクラケン直子