ドメインを別の登録業者に移管する

ドメイン名を別の登録業者に移管すると、請求などのドメイン管理が新しいプロバイダーに移管されます。このガイドでは、ドメイン名を WordPress.com から別の登録業者に移管する方法について説明します。

ドメインの移管を開始する前に、次の点を考慮してください。

• ドメインを WordPress.com から別のプロバイダーに移管するには、5～7日かかります。新しいサイトをすぐに機能させる必要がある場合は、正式な移管を開始する前にネームサーバーを変更してください。
• ドメインを再度移管するには、ドメインを登録または移管してから60日間待つ必要があります。ドメインがその期間内である場合は、「clientTransferProhibited」ステータスが表示されます。その間にネームサーバーを変更します。
• 移管中はドメイン設定がロックされます。次の変更が必要な場合は、移管を開始する前に行ってください。
  • ネームサーバー (サイトの場所の設定)
  • DNS レコード (技術的なルーティング情報)
  • ドメインの連絡先情報 (移管認証コードの送信先のメールアドレス)

ドメイン名を WordPress.com から別のプロバイダーに移管する際の最初のステップは、ドメイン名のロックを解除し、移管認証コードを取得することです。新しいプロバイダーでは、移管認証コードは EPP コードや認証コードと呼ばれる場合があります。

次の手順を実行して、ドメインの新しいプロバイダーへの移管を開始します。

1. サイトのダッシュボードにアクセスします。
2. 「アップグレード」→「ドメイン」(または WP 管理画面を使用している場合は「ホスティング」→「ドメイン」) の順に移動します。
3. 移管する登録済みドメインをクリックします。
4. 画面右側の「移管」ボタンをクリックします。
   • このオプションがない場合は、ドメインの所有者がサイトの別の管理者ではなく自分であることを確認してください。ドメインを移管できるのはドメイン所有者のみです。通常、これはドメインを購入したユーザーです。
5. 「別の登録業者へ移管する」セクションで、「移管のロック: オン」の切り替えオプションをクリックして移管のロックを無効にします。

6. 「認証コードを取得」ボタンをクリックします。
7. 認証コードがお使いのメールアドレス宛てに送信されたことを示すバナーメッセージが画面上部に表示されます。
   • コードが記載されたメールが届くまで、最大で15分かかる場合があります。
   • ドメインの連絡先情報に入力したメールアドレスにコードが送信されます。このメールアドレスは、WordPress.com アカウントに使用しているメールアドレスとは異なる場合があります。
   • このメールアドレスにアクセスできなくなっている場合は、こちらの手順に従ってドメインの連絡先情報を更新し、コードを再度ご自身宛てに送信してください。

認証コードを取得したら、新しいプロバイダーのサイトにアクセスしてコードを入力し、そのプロバイダーのプラットフォームへの移管を開始します。

一般的なドメインプロバイダーの手順を以下に示します。

一般的なドメインプロバイダーの手順 (クリックで表示)

• 1&1
• BlueHost
• DreamHost
• GoDaddy

• inMotion
• NameCheap
• Register.com
• Squarespace

新しい登録業者が認証コードを受け付けると、DNS レコードの編集など、ドメインに変更を加えることはできなくなります。変更が必要な場合は、ドメインの移管をキャンセルし、変更を加えてから新しいプロバイダーへの移管を再開してください。

新しいプロバイダーへの移管を確定させると、ほとんどの TLD では、移管が処理されてドメインが新しいプロバイダーに移管されるまで5日間の待機期間を設けています。新しいホストへの移管を開始した直後に、ドメインの移管を確定またはキャンセルするためのリンクを記載したメールが登録者のメールアドレスに送信されます。ドメイン移管を確定すると、新しいプロバイダーへの移管は5日以内 (多くの場合で同日) に処理されます。

ドメイン名の移管中のフェーズに応じて、次のいずれかのオプションを使用してドメインの移管をキャンセルできます。

• ドメインの移管が開始されると、詳細な手順が記載されたメールが届きます。このメールには、ドメインの移管をキャンセルするオプションも記載されています。
• 新しいプロバイダーに連絡して、移管をキャンセルできるかどうかを尋ねます。
• ドメインのロックを解除した際と同じ手順を実行して、WordPress.com のダッシュボードからドメイン名を再ロックします。

WordPress.com に登録されている大半のドメイン名は GDPR に準拠しています。つまり、ドメインにプライバシー保護が適用されているかどうかに関係なく、登録者の連絡先情報は一般公開されません。これらのドメインでは、プライバシーを無効にしても連絡先情報が一般に公開されることはありません。