Fediverse に参加する

Fediverse を使用すると、より幅広いオーディエンスとつながり、より多くの購読者を引き付けることができます。このガイドでは、ブログを Fediverse のプロフィールとして利用し、ブログのエンゲージメントとインタラクションを拡大する方法を説明します。

Fediverse は、ActivityPub プロトコルを使用して接続された (または「連携」された ) 広範なソーシャルネットワークグループです。Fediverse には、Pixelfed などの画像共有プラットフォーム、PeerTube などの動画共有プラットフォーム、Lemmy な どのフォーラム、Mastodon、Pleroma、Misskey などのマイクロブログプラットフォームなどがあります。

ブログプラットフォームも Fediverse に参加することができます。ActivityPub との連携を活用すると、WordPress.com サイトを Fediverse のプロフィールとして使用し、コンテンツを共有できます。それにより Fediverse の読者があなたのサイトを購読し、最新のブログ投稿を希望のプラットフォームで直接受け取ることができます。読者が Fediverse であなたの投稿に直接返信して会話することも可能です。返信はブログ投稿にコメントとして反映され、同期されたインタラクティブなやりとりを実現します。

Fediverse に接続するには、次の手順を実行します。

1. サイトのダッシュボードにアクセスします。
2. 「設定」→「ActivityPub」に移動 します。
3. 「オープンソーシャルウェブに参加」ボタンをクリックします。
4. 「Welcome to the Fediverse」というメッセージが表示され、正常に接続されたことを確認できます。

プラグインをインストールできるサイト

まず、ActivityPub プラグインをインストールして有効化します。次に、「設定」→ 「ActivityPub」からプロフィールの詳細を管理できます。

Fediverse 設定を有効にすると、新しい Fediverse プロフィールが作成されます。自分の Fediverse 名を他の人と共有することで、その人の Fediverse アカウントであなたのブログを購読できるようになりました。サイトの任意の場所に「Fediverse でフォロー」ブロックを挿入すると、読者がそこからフォローを開始できます。

Fediverse の有効化は新しい投稿にのみ適用されます。古い投稿はコピーされません。新しい投稿 (および既存の投稿の更新) が連携プラットフォームに表示されるまで、最大15分かかる場合があります。

ブログを Fediverse に接続すると、次の機能を利用できます。

WordPress.com サイトが Fediverse に参加する方法は2つあり、サイトがプラグイン対応かどうかによります。

• プラグイン対応のサイト: 個々のユーザーアカウントまたはブログ全体のアカウントを選択できます。
  • 個々のユーザーアカウント: 各投稿者が独自の Fediverse ID (username@your-domain.com) を有します。
  • ブログ全体のアカウント: ブログ自体が Fediverse ID ((blog@your-domain.com) を有します。
• プラグイン非対応のサイト: ブログアカウントのみが利用可能です。サイトは単一の Fediverse ID (blog@your-domain.com) でコンテンツを共有します。

個々のユーザーアカウントは、各投稿者に独自のフォロワーと ID を持たせる場合に使用します。よりシンプルな設定にする場合、または投稿者があなただけである場合は、ブログアカウントを使用します。

WordPress.com サイトで投稿を公開すると、自動的に Fediverse のフォロワーに共有されます。コンテンツは、Mastodon や Pleroma などの他の Fediverse プラットフォームからの投稿と同じようにフィードに表示されます。

この機能は、アイキャッチ画像、抜粋、元の投稿へのリンクなどのコンテンツを Fediverse 向けに効果的にフォーマットします。

公開前に投稿をプレビューすることで、投稿が Fediverse ユーザーにどのように表示されるかを正確に確認し、さまざまなプラットフォームでコンテンツが美しく表示されるようにできます。投稿をプレビューするには、投稿のプレビュー時に「Fediverse プレビュー」オプションをクリックします。

どのコンテンツを Fediverse に共有するかは全面的に制御できます。デフォルトでは、公開された投稿は連携されますが、非公開またはパスワード保護された投稿は WordPress.com サイト専用のままとなります。

最も強力な機能のひとつに、Fediverse 全体からインタラクションを受信し表示する機能があります。Mastodon や他の Fediverse プラットフォームのユーザーが投稿にコメントすると、そのコメントが WordPress のコメントセクションに直接表示され、ブログと広範な Fediverse との間でシームレスな会話が生まれます。

これらの Fediverse コメントは、既存の WordPress のコメントシステムと自然に統合されます。それらコメントを通常のコメントと同じように管理し、返信すると、元のコメント投稿者と自動的に連携され、異なるプラットフォーム間でも会話の流れを維持できます。

この機能はコメント以外にも、Fediverse ユーザーからの「いいね」や共有 (ブースト) も追跡します。これらのインタラクションは貴重なフィードバックを提供し、分散型ソーシャルウェブ全体でコンテンツがどのように受け取られているかを理解するのに役立ちます。

ActivityPub プラグインはメンションと返信をサポートすることで、真のクロスプラットフォームでの会話を実現します。投稿を作成する場合、フルアドレス形式を使用して、任意の Fediverse ユーザーをメンションできます。たとえば、@username@domain.com と入力すると、相手が利用している Fediverse プラットフォームに関係なく、メンションを作成し、そのユーザーに通知できます。

メンションは @username@domain.com フォーマットを使用し、他のソーシャルプラットフォームのメンションと同じように機能します。メンションされたユーザーに通知が届き、自分の投稿がそのユーザーのメンションタイムラインに表示されます。これにより、WordPress.com サイトと Fediverse 全体のユーザーとの間に直接的なつながりが生まれます。

同様に、誰かが投稿であなたの Fediverse ID をメンションすると、メール通知が届き、新しい投稿で返信することができます。この双方向の通信機能により、WordPress.com サイトから Fediverse の会話に完全に参加できるようになります。

WordPress.com サイトの Fediverse プロフィールとしての設定には、サイトのプロフィールのエイリアス作成が含まれます。このエイリアスはドメイン名に基づき、編集できません。これにはデフォルトの WordPress.com アドレスを使用することもできますが、新しいカスタムドメインを登録するとプロフィールに覚えやすい一意のエイリアスが付与され、Fediverse 全体のユーザーがプロフィールを見つけてインタラクションしやすくなります。カスタムドメインを使用すると、必要に応じていつでも Fediverse 接続全体を別のホストに移動できます。

プラグイン対応サイトでは、「ユーザープロフィール」の ActivityPub プラグイン設定 (「設定」→「ActivityPub」よりアクセス可能) から、プロフィールエイリアスなどの Fediverse プロフィールをカスタマイズできます。

Fediverse の ActivityPub 連携は次のアクティビティをサポートしています。

• アウトバウンド: 投稿の作成、更新、削除。
• インバウンド:
  • 作成 (投稿)。
  • 更新 (投稿/コメント、フォロワー)
  • フォロー (フォロワー)。
  • 元に戻す (フォローリクエスト – フォロー解除）。
  • 削除 (投稿、コメント、フォロワー)。