Jetpack VaultPress バックアップなら、あらゆる変更を自動的に保存し、ワンクリックの復元操作でスピーディにオンラインに戻せます。このガイドでは、サイトのバックアップにアクセスし、過去の任意の時点にサイトを復元する方法について説明します。
この機能は、WordPress.com ビジネスプランおよびコマースプランと従来の Pro プランをご利用のサイトで使用できます。ビジネスプランをご利用の場合は、必ず有効化してください。無料プラン、パーソナルプラン、プレミアムプランのサイトでこの機能を利用するには、プランをアップグレードしてください。
このガイド内
質問がある場合
AI アシスタントに尋ねるバックアップは対象プランに含まれる Jetpack VaultPress バックアップを使用して行われます。プランを有効化すると、バックアップが自動的に開始されます。サイト所有者は、手動でサイトをバックアップしたり、追加のプラグインをインストールしたりする必要はありません。処理は WordPress.com にお任せください。
バックアップは少なくとも1日1回保存されます。通常は、前回のバックアップから24時間後に保存されます。サイトの変更内容が多い場合、バックアップは1日に何度も行われることがあります。
次のデータがバックアップされます。
- ページ、投稿、メディアファイル、フォロワー、
wp-contentフォルダーにあるその他のコンテンツ。 - インストール済みのテーマとプラグイン。
- サイトのルートレベルの WordPress ファイル。
- サイトの WordPress データベース。具体的には、WordPress のテーブルの接頭辞で始まり、ユニークキーまたは主キーを持つテーブルです。
次のデータはバックアップされません。
- WordPress.com が管理する WordPress のコアファイル。
- 上述のディレクトリ外のファイル。
- WordPress に属していないと思われる、または行に一意の識別子がないデータベーステーブル。
- キャッシュディレクトリとバックアップディレクトリ。
- 追加の WordPress インストール (例: サブディレクトリ内に含まれるもの)。
バックアップはサイトに対象プランがある限り保持されます。プランの期限が切れた場合、有効期限が切れてから30日間バックアップが保持されます。
バックアップを表示するには、次の手順を実行します。
- サイトのダッシュボードにアクセスします。
- 左側の「Jetpack」にマウスオーバーします。
- 「バックアップ」(WP 管理画面を使用している場合は「VaultPress」) を選択してバックアップを表示します。
この操作を実行すると、最新のバックアップが表示されます。画面上部のナビゲーションオプションを使用すると、これまでに保存された過去のバックアップに移動できます。
同じバックアップはサイトの「Jetpack」→「アクティビティログ」の 「アクティビティ」にあります。

バックアップの右上にある「アクション」ボタンをクリックします。

このメニューには次のオプションがあります。
- このポイントに復元: このオプションを使用すると、選択した日付に作成されたバックアップにサイトを復元します。このオプションはバックアップ日時の下にも表示されます。
- ファイルを表示する: このオプションを使用すると、選択したバックアップファイルにアクセスできます。個々のファイル、プラグイン、テーマ、データベーステーブルに移動して選択し、ローカルストレージに直接ダウンロードできます。
- バックアップをダウンロード: このオプションを使用すると、インストール型の WordPress サイトまたはローカルインストールで使用するために、サイトのコピーをコンピューターにダウンロードできます。ダウンロードしたバックアップを WordPress.com サイトに復元することはできないため、サイトのバックアップを復元する必要がある場合は「このポイントに復元」ボタンを選択してください。
「バックアップをダウンロード」オプションは表示されるが、「このポイントに復元」オプションは表示されない場合は、Jetpack が接続されており、ホスティングプランの有効期限が切れていないことを確認してください。
バックアップは次のような場合に使用すると便利です。
- コンテンツが見当たらないか、変更を元に戻したいが、投稿とページのリビジョンでは復元できない場合。
- 過去のある時点 (6か月以内) にサイトをリセットする場合。
- プラグインやテーマをインストールしたことによってサイトに不具合が生じ、バックアップが利用可能で、かつ、不具合の原因となるプラグインやテーマがわかっている場合。
- サイトでエラーの原因となっているプラグインを特定するには、「プラグインに関連する問題を解決する」の手順を実行してください。
⚠️
バックアップを復元すると、その時点の状態にサイトが完全に戻ります。したがって、その時点以降に行った変更は失われる可能性があります。復元ポイントの後に作成されたコンテンツを保持する方法については、こちらのセクションを参照してください。
WordPress.com サイトを過去のある時点に復元するには:
- サイトのダッシュボードにアクセスします。
- 左側の「Jetpack」にマウスオーバーします。
- 「バックアップ」(WP 管理画面を使用している場合は「VaultPress」) を選択します。
- 復元するバックアップの日時に移動します。
- 「復元」ボタンをクリックします。


- 次に、サイトのどの部分を復元するのかを尋ねられます。すべてのチェックボックスをオンのままにすると、サイトのすべての部分が選択したバックアップ時刻に復元されます。また、サイトの以下の部分のチェックボックスはオンにしたりオフにしたりできます。
- WordPress テーマ: サイトのテーマフォルダーがその時点での状態に復元されます。サードパーティのテーマによっては、これらの設定がテーマフォルダー外に保存されている場合は、テーマの設定が復元されない場合があります。
- WordPress プラグイン: サイトのプラグインフォルダーが、その時点での状態に復元されます。使用しているサードパーティのプラグインによっては、個のフォルダー外に保存されているプラグインの設定が復元されない場合があります。
- WordPress ルート: wp-config.php や WordPress 以外のファイルなど、サイトの設定に関連する WordPress ルートファイルが復元されます。
- WP-content ディレクトリ: wp-content フォルダーとそのコンテンツが、バックアップ時の状態に復元されます。注意: テーマ、プラグイン、メディアのアップロードのフォルダーは復元されません (個別に追加したり除外したりできます)。
- サイトデータベース: 投稿、ページ、コメント、(サードパーティのテーマやプラグインによっては) 一部のプラグインとテーマの設定のコンテンツが復元されます。
- メディアのアップロード: メディアライブラリのコンテンツが、その時点にあったものに復元されます。復元したメディアアップロードを表示するには「サイトデータベース」も選択する必要があります。
- 「復元を確認」ボタンをクリックすると、サイトの復元が開始されます。完了すると、サイトが正常に復元されたことを通知するメールが届きます。

バックアップの完了には時間がかかる場合があります。サイトのサイズによっては数分から数時間かかります。復元の進行中は、画面から移動しても問題ありません。

バックアップを復元する場合にも、選択した復元ポイントの後に追加または変更したコンテンツの一部を保持することができます。サイトの復元を開始する前に、コンテンツのコピーを作成しておきます。
ブログ投稿のテキストなどのように変更の量が少ない場合は、コンピューター上の別のプログラムにコピー & ペーストします。その後、バックアップの復元が完了した後に、サイトに変更内容を追加して戻すことができます。
サイトのコンテンツを大きく変更した場合は、サイトのコンテンツをエクスポートします。
変更にメディア (画像や動画のアップロードなど) が含まれる場合は、コンテンツを別の WordPress サイトにインポートする必要があります。そのためにアカウントに無料のサイトを作成できます。エクスポートファイルにはメディアファイルが保存されないため、その作業を行う必要があります。メディアファイルへのリンクのみが含まれており、別の WordPress サイトにインポートするとアップロードされます。
元のサイトの復元が完了したら、無料サイトのコンテンツをエクスポートして元のサイトにインポートします。そうすることで、更新が必要なページや投稿だけが更新され、プラグインやその他の設定はそのまま機能します。
バックアップを復元すると、WooCommerce の注文はどうなりますか ?
Jetpack VaultPress バックアップは WooCommerce を考慮して開発されました。サイトを過去の状態に安全に復元でき、 注文と商品はすべて最新の状態に保たれます。
以前のバックアップの .tar.gz ファイルがあり、それを復元しようと考えています。どのようにすればよいですか ?
.tar.gz のバックアップファイルは、手動で復元する必要があります。方法については、「バックアップを手動で復元する」(ステップ5以降) のガイドに従います。
ある WordPress.com サイトを別の WordPress.com サイトに移行しようと考えています。Jetpack バックアップを使って移行できますか ?
移行はできますが、難易度の高い作業になります。このタイプの移行で推奨される方法は次のいずれかです。
- 移行元サイトから XML へのコンテンツのエクスポートを「ツール」→「エクスポート」経由で行った後、移行先のサイトにインポートする。
- 移行プラグイン (All-In-One WP Migration など) を使用して移行元サイトのエクスポートを作成し、コンテンツを移行先サイトにインポートする。
特定のファイルをバックアップから除外するにはどうすればよいですか ?
特定のファイルをバックアップから除外する場合、次の2つのオプションを使用できます。
- 除外する新しいディレクトリを作成:
donotbackupという名前の新しいディレクトリにファイルを移動できます。Jetpack VaultPress バックアップはこのディレクトリを自動的にスキップします。バックアップのストレージサイズを小さくするのに最適な方法です。 - 既存のディレクトリを除外:
.donotbackupという名前のファイルを既存の任意のディレクトリに追加できます。Jetpack VaultPress バックアップは.donotbackupファイルを含むディレクトリ全体をスキップします。
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